書評 一覧

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黒人アフリカの美術2017年09月22日 21:25




書評:西洋世界における黒人アフリカの美術に対する態度の変遷から、作品の様式や構成要素の比較、アフリカ人たちの宗教意識・美意識までを広く捉えようとした力作。豊富な図式を収録し、巻末には年表も付属。

アラブ人もヨーロッパ人も初期の旅行家たちは、十五世紀に、アフリカの国々が良く組織され、文化が華咲き、都市が豊かで広い街路を持っていると書いた。

ブッシュマン、永遠に:変容を迫られるアフリカの狩猟採集民2017年09月16日 22:40




書評:700万年間続いた人類の生活は、こんなにも充実した楽しい生活であったのかと思わせる描写から始まって「近代化」による変容を描くことに重点を置いた本書は、日本のブッシュマン研究者たちの紹介にもなっている

いってみれば、彼らの頻繁な移動生活は、お気に入りのごちそうをつまみ食いして歩く生活なのであり、移動のサイクルを一巡して戻ってくるころには、すでに自然の食卓はもと通りに復元しているのである。

世界あやとり紀行―精霊の遊戯2017年09月02日 22:28

  
  
世界あやとり紀行―精霊の遊戯シシドユキオ (著), 野口廣 (著), マーク・A・シャーマン (著)
  
  


書評:自然発生的に世界各地で生まれたあやとりは、西洋文明の発達と普及に伴い消えていったという。あやとりという行為に伴う精神活動に、人が人であるためのヒントがあるのかもしれない。

各地のあやとりは、原住民たちを巡る自然、動植物、環境、風俗、習慣などを実に生き生きと表現し、彼らの喜び、悲しみ、信仰すらをも現代のわれわれに大きな感動をもって伝える卓越した原始芸術である

世界システム論講義: ヨーロッパと近代世界2017年03月20日 22:03

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書評:世界を有機体的なシステムととらえ、国や大陸の枠組みを超えた理解を可能とする点で必読書とも言える本だが、金融の圧倒的な影響力や、世界システムを支える制度の構築に触れない点に不満

ロシア史上、西ヨーロッパの文化を取り入れたとされるピョートル大帝の時代は、世界システム論からいえば、ロシアがこのシステムに組み込まれたことを意味するにすぎない。わが国の開国・維新もまた同じである。