書評 一覧

るびりん書林 別館でご紹介している書評の一覧ページです。
カテゴリを選択することで、絞り込みできます。


↓サイト内検索もできます。

検索:

東京にカワウソがいたころ2017年10月02日 15:59

  
  
東京にカワウソがいたころ大川悦生(著), 宮本 忠夫(イラスト)
  
  


書評:ほとんど怒ったことがないというカメばあちゃんの怒りに耳を傾けたい

漁師はさかなさえとれれば、字なんか知らなくたって、らくにくらしていけました。

ブッシュマン、永遠に:変容を迫られるアフリカの狩猟採集民2017年09月16日 22:40




書評:700万年間続いた人類の生活は、こんなにも充実した楽しい生活であったのかと思わせる描写から始まって「近代化」による変容を描くことに重点を置いた本書は、日本のブッシュマン研究者たちの紹介にもなっている

いってみれば、彼らの頻繁な移動生活は、お気に入りのごちそうをつまみ食いして歩く生活なのであり、移動のサイクルを一巡して戻ってくるころには、すでに自然の食卓はもと通りに復元しているのである。

ヒトと文明 ──狩猟採集民から現代を見る2017年08月22日 20:46




書評:83歳の人類学者はゴーギャンの絵を引いて、人類学は「我々はどこへ行くのか」を探求するという。彼が狩猟採集民を持ちだす意味を知って欲しい。

人類が「未開(野蛮)」から「文明」の状態へと「進歩」したとの歴史観は、今でも一般の人々の心に根強くひそんでいる。しかし、人類学ではそのような思想を決して認めず、先史考古学や進化生物学等の科学的根拠を重視して、文明を地球史上の中のきわめて特殊な現象として理解しようとする。これは、人類学の使命といってよい。

世界システム論講義: ヨーロッパと近代世界2017年03月20日 22:03

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

世界システム論講義 [ 川北稔 ]
価格:1188円(税込、送料無料) (2017/3/20時点)




書評:世界を有機体的なシステムととらえ、国や大陸の枠組みを超えた理解を可能とする点で必読書とも言える本だが、金融の圧倒的な影響力や、世界システムを支える制度の構築に触れない点に不満

ロシア史上、西ヨーロッパの文化を取り入れたとされるピョートル大帝の時代は、世界システム論からいえば、ロシアがこのシステムに組み込まれたことを意味するにすぎない。わが国の開国・維新もまた同じである。

原子転換というヒント―21世紀の地球再生革命2017年03月11日 21:18

  
  
原子転換というヒント
21世紀の地球再生革命
久司道夫(著)
日本CI協会(編集)
  
  


書評:炭素や酸素から鉄や金を作ることができるという原子転換は、資源の偏りに縛られることのない文明の夢を見させる。

現代科学も、古代の学者や賢者たちが何千年も前に出した結論と同じところにたどりつきつつあるように見えます。それは、物質と非物質は同じものだということです。

赤紙と徴兵――105歳 最後の兵事係の証言から2017年03月02日 21:41

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

赤紙と徴兵 [ 吉田敏浩 ]
価格:2160円(税込、送料無料) (2017/3/2時点)




書評:村役場で兵事係を務め、敗戦後命令に背いて資料を保管していた105歳老人の体験を中心に、国が戦争を行うとは国民にとってどのような体験なのかを伝える

なぜ、かくも多くの日本の男たちが、家族と共にいる生活の場から引き離されて、広大なアジア・太平洋の異国の戦場にまで赴かねばならなかったのだろうか。 元々、個人的には何の対立関係もなかったはずの他国の男たちと、なぜ敵同士になって殺し合わなければならなかったのだろう。


知能公害(反教育シリーズXI)2016年12月09日 21:55

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

知能公害 (1973年) (反教育シリーズ〈11〉)【中古】
価格:6458円(税込、送料別) (2016/12/9時点)




書評:子どもを選別して画一的な教育を施す意味を考えると社会そのものの在り方が問われて来る

知能テストとは本来社会的事象にすぎないものをあたかも生物学的事象であるかのように粧って把えようとしているにすぎない

逝きし世の面影2016年12月03日 11:51

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

逝きし世の面影 [ 渡辺京二 ]
価格:2052円(税込、送料無料) (2016/12/3時点)




書評:明治の本当の姿を知るには、その前の時代を知ることが必要だ

われわれはまだ、近代以前の文明はただ変貌しただけで、おなじ日本という文明が装いを替えて今日も続いていると信じているのではなかろうか。つまりすべては、日本文化という持続する実体の変容の過程にすぎないと、おめでたくも錯覚して来たのではあるまいか。

遥かなる野菜の起源を訪ねて2016年11月13日 09:04

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

遙かなる野菜の起源を訪ねて [ 池部誠 ]
価格:2571円(税込、送料無料) (2016/11/13時点)




書評:1982年から1989年にかけてと2002年に行われた世界中で大規模に作られている野菜と穀物の原産地を訪ねる旅の記録。

オーストラリアのアボリジニが農業をやらなかったのは、そうするよりも野焼きをしてその後に生えてくる新芽を食べることで増える動物を狩る方が農業をやるよりも効率的であると考えたからだ。

宇宙人謎の遺産―彼らこそ地球文明の影の支配者だ (1975年) (ノン・ブック)2016年10月08日 14:54

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

宇宙人謎の遺産 [ 五島勉 ]
価格:596円(税込、送料無料) (2016/10/8時点)




書評:<理想に向かうはずの世界が便利ではあるが窮屈で救いのない世界に向かう中で、はるか古代と、現代社会を一本に結ぶことが意味を持つロングセラー。

古代の不思議な遺跡などについて知ることができればと考えて読み始めた本でしたが、読んでみれば、内容は遺跡にとどまっていませんでした。