書評 一覧

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山と河が僕の仕事場 頼りない職業猟師+西洋毛鉤釣り職人ができるまでとこれから2017年10月18日 22:08




書評:インターネット時代に山と河の恵みに生きる方法

ありがたい山の恵みは獣ばかりではない。自然薯(ヤマイモ)は地元で人気が高く、罠を仕掛けながら採取する猟師も多い。というのもイノシシは好んで自然薯を掘って食べることから、罠猟師の多くは、自然薯の群生地を知っているのだ。

ジャングルの子―幻のファユ族と育った日々2017年10月12日 10:29

  
  
ジャングルの子―幻のファユ族と育った日々ザビーネ キューグラー(著)
松永 美穂 (翻訳)
河野 桃子 (翻訳)
  
  


書評:美しい著者が、復讐の応酬で絶滅寸前になっていた幻の民族をキリスト教者の愛が救うというストーリーを基調にしながら、ファユ族と育った日々こそ本物だったと語る変な本

ジャングルで叫び声をあげるのは生命が危険にさらされる状況のなかだけで、誰かを殺そうとしているときか、殺される恐怖を感じたときだけだ。

「プーファ」フリーであなたはよみがえる! 生命場を歪ませるアルデヒド (健康常識パラダイムシフトシリーズ)2017年10月05日 20:09




書評:必須脂肪酸(植物油や魚油)は必須ではないどころか有害だった

ちなみに日本の平均寿命が長いというデータにはかなりの虚偽と誤解があります。これは海外ではすでによく知られた事実で、ニューヨークタイムズにも記事になっています(http://www.nytimes.com/2010/08/15/world/asia/15japan.html)

ハイン 地の果ての祭典: 南米フエゴ諸島先住民セルクナムの生と死2017年09月12日 18:33




書評:伝統文化の記憶を持つセルクナムの最後の人びとと交流し、記録を残し、生涯を通じてその文化の研究と紹介に取り組んだ著者が、残された記録やセルクナムの末裔たちの話などから儀式「ハイン」の様子を復元

生と幻想に満ち、ハレの場であり楽しみだったハイン――あのハインの創造的な儀式や劇が表現していたものが、新しい生活にはかけらもない。羊牧場の仕事は日課であって文化ではない。それは生き方として不完全で、何かが欠落していた。

ヒトと文明 ──狩猟採集民から現代を見る2017年08月22日 20:46




書評:83歳の人類学者はゴーギャンの絵を引いて、人類学は「我々はどこへ行くのか」を探求するという。彼が狩猟採集民を持ちだす意味を知って欲しい。

人類が「未開(野蛮)」から「文明」の状態へと「進歩」したとの歴史観は、今でも一般の人々の心に根強くひそんでいる。しかし、人類学ではそのような思想を決して認めず、先史考古学や進化生物学等の科学的根拠を重視して、文明を地球史上の中のきわめて特殊な現象として理解しようとする。これは、人類学の使命といってよい。

山の仕事、山の暮らし2017年07月31日 12:14

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書評:山の仕事は多様だ。山岳救助隊、山小屋経営、登山ガイド、ユリの栽培、天然氷の製造。ぜんまいとり、狩猟、サンショウウオとり。養蜂、峠の茶屋、ウルシカキ、炭焼き。山は厳しく、山は自由だ。

文明の発達にともなって、これからも人間はますます山を捨て、保全や管理と称して、機械力で自然を意のままにしようとするだろう。けれどいつかは知らず、科学の最先端を希求するひとびとが増えるにつれて、二極分化のようにして原生の森を生活の糧として見直さなくてはならない時代が必ずくる、と私は固く信じている。

ブラザー イーグル、シスター スカイ―酋長シアトルからのメッセージ2017年03月30日 21:19




書評:「われらは知っている、大地はわれらのものでなく、われらが大地のものであることを」

人は、このいのちの網を織りだすことはできない。 人はわずかに網の一本の糸、だから、 いのちの網に対するどんな行為も、自分自身に対する行為となることを。

謎の絶滅動物たち2017年03月13日 14:29

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書評:アフリカから北米大陸にまで広がったゾウの仲間、1億2000万年前に孤立した南米大陸で独自に進化した大型の哺乳類たち、肉食ウォンバットなどホモサピエンスの登場によって姿を消した大型動物たち

このまったく新しいハンターの突然の出現により、マンモスやネアンデルタール人を含めて、数多くの種族が絶滅することになる。


平等と不平等をめぐる人類学的研究2017年01月27日 20:33

  
  
平等と不平等をめぐる
人類学的研究
寺嶋秀明(編集)
  
  


書評:人類学者が平等性を考えるとき、金持ちに対する陰口や噂は、金持ちの身勝手な行動を抑制するための重要な要素となるのだ。

私有地であれ(共有地であれ)、それが村落内の土地であれば、その私有地に総有の網がかぶされているというのである。 つまり、その私有地は所有者個人の判断でまったく自由に売買できるものではなく、村落にお伺いをたてるのが筋という性格のものだというのである。